[Ventilate]

■水やり









[Soil]で植物の栽培の究極は根を健康な状態で維持すると説明しましたが、そ の根を健康に維持をしていくには水やりと施肥は重要な作業です。だからとい って多量に与えたから早く大きく育つというわけではありませんので、適切な タイミングを感じ取ることが重要だったりします。

水やりに関して調べると『鉢土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりと与 えて下さい。』や『乾燥を好む植物なら表面の鉢土が乾いてから2〜5日、湿 り気を好む植物なら鉢土が乾きだす度に・・・』という説明を見ます。確かに そうなんですけど、もう少し詳しく説明して頂ければと思ったりします。例え ば鉢のサイズが10号の鉢だと表面の土が乾いているように見えても鉢内の土 は充分に乾燥していない状態ってこともあります。

僕の場合、見た目で判断するのではなく鉢を持ってみてその重さから判断して います。といってもかなり適当ですが、目視で判断するよりはっきりと確認出 来るのでこっちの方が確実だと思います。あとは毎回どれくらいの量の水を与 えているのかを確認することも大事だと思います。水の量まで把握出来るよう になればそこから鉢土のコンディション等も予想出来る場合もあるので、ペッ トボトルでも何でもいいので、どれくらいの量で鉢底から水が出るのかを残量 で確認してみて下さい。

根の説明でも言いましたが、水やりというのは根に水分を供給することだけで はなく鉢内の空気を新鮮な空気と入れ替える役目もあるということを説明しま した。もし水を与えた後に鉢皿も濡れないような小量な水やりだと鉢内の空気 は大きく入れ替われないので鉢内は酸素欠乏気味になるので根にはよくありま せん。逆に鉢土が乾かないほど、頻繁に水やりをしていると根は発育しなくな り根は伸びませんので、株は安定して立つことが出来ずに成長も鈍くなると悲 惨な道に行く一方です。荒っぽい言い方かもしれませんが、愛情過多の多湿寄 りよりも淡白気味の乾燥寄りの方が元気に育ってくれます。飽和→乾燥→飽和 →乾燥という適度なサイクルを作ってあげることが植物によっては大事だと思 います。

ハイドロ・カルチャーにしても同様だと思うのですが、水位計を付ける必要が あるタイプは一層式なので鉢内はレカトンと水が常に混入しています。水位が 上気味で維持をしていると水の質が悪くなると根の呼吸は困難になり根腐れを 起こし易くなるので根腐れ防止剤を与えるか、まめに水の交換が必要になりま す。画像のタイプの鉢部と貯水部が分離していますので根にかかる負担は最小 限で済みます。

※興味のある方はintroductionまで




■施肥




肥料と言っても種類は様々ですが大きく分けて有機質肥料と無機質肥料とに分 かれます。有機質肥料とはその名の通り天然物で、そのままでは植物は要素を 吸収することが出来ませんので微生物に分解されてから吸収出来るようになる ので、効果が出るには時間がかかります。あと臭いがするモノが多いので室内 での使用は不向きだと思います。無機質肥料は化学肥料とも呼ばれ、各種の植 物の生長に必要な要素がブレンドされており、分解を経ずに吸収出来るので効 果は直ぐ出てきます。臭いはほとんどありませんので室内でも安心して使用出 来ますが、要素そのものなので量を多く与えると根はダメージをモロに受けま すので用量には注意して下さい。

化学肥料も粒状と液状とに分かれておりますが、私は容易に濃度を調整出来る 液体肥料を使用しています。ベランダのセロームは陽射しや風通しの環境が良 く根も活発に活動しているので春〜秋は約七百倍の濃度で毎日の水やりで与え ています。仕事場は室内管理なので環境はベランダよりも格段に環境が悪いの で、根の活動も屋外よりは劣っていると思いますので約九百倍の濃度で二週間 に一度与えています。

使用している液体肥料の裏面のラベルを見ると、観葉植物には五百倍にて使用 とあるのですが、前回の施肥日など記憶出来る人間じゃありませんので、弱気 に九百倍で固定してます。あと液肥もセローム専用というわけではないので、 液肥の中にはセロームにはあまり必要じゃない成分もあるだろうということも あって低濃度気味にして、不要な要素が高濃度気味で残留しないようにしてい ます。間違ってはいけないのは肥料は薬ではないので株の調子が悪くなったか らといって与えるものではありませんよ。
※サボテンや乾き好き?の類は多肥に敏感な気がするので
 液体肥料を使用した後の水さしに水を入れて与えるのみです。

植物を構成する必須元素は16種類知られています。各元素の詳しい説明はここ では省略しますが、その必須元素のうちで窒素、リン酸、カリウムは肥料の三 大要素と呼ばれ植物の生長に大きく関係します。例えるなら主食にあたるもの だと思うので吸収量が多く、鉢土内では不足気味になります。

他に三大要素ほどの量は必要としませんがカルシウム、マグネシウムといった 中量要素と呼ばれる要素。鉄、マンガンなどの微量要素があります。これもお やつだったり、サプリメントみたいなところでしょうかね。

そういった要素をバランスよく配合しているのが化学肥料で各園芸メーカーさ んからたくさんの種類の肥料があります。肥料も専用の肥料があり、観葉植物 なら葉がメインなので窒素の量が多めだったり、花・果実系だと花付きをよく するためにリン酸が多めだったりと、それぞれの配合が変わってきます。収穫 系や肥料の効果に興味がある方は別ですが、特に何々用の肥料で揃える必要は なく、基本肥料で充分だと思います。

また肥料を見る機会があればラベルを見て下さい。6−10−5とか大きく数 字が書いていると思うので、それが三大要素の配合比率なんで他の肥料と見比 べてみたりすると面白いですよ。

■窒素(N)葉肥
窒素はタンパク質を作る構成元素で葉や茎の生育に大きく関わっています。

■リン酸(P)実肥
リン酸は遺伝子を含めて細胞を形成するために重要です。
開花や結実に大きく関わっています。

■カリウム(K)根肥
根や茎葉を強くし、耐病性を高めてくれます。




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