[watering]

■潅水[水やり]








難しく書きましたけど、人を介して植物に水を与えることを言います。

どんな植物にも水は絶対に必要です。と言っても、植物の種類によって大食小食と色々あるので、その植物に適 した量を理解して与えることが大事です。

人の心として、常に水で充たしてあげたいという思いはありますが。植物からすれば、逆に拷問だったりするわ けで、土壌の乾湿の繰り返しがあってこそ、スクスク育つもんなんで、潅水好きの方は一歩譲ってあげて下さ い。

植物は基本、土を介して根で水を摂取するわけですが、これは光合成の力を借りて行います。夜間の照明でも多 少は活動はしていますが、日中の吸い上げ力には及びませんので、夜間や悪天候時の潅水はなるだけ控え、天気 の良い午前中に行うようにして下さい。
その際は、ベランダか屋外に出し、鉢底から水が出るまで与え、日没に取り込んであげるのが理想的です。

※夏期時等、気温が高い時に潅水すると、鉢内が蒸れて根を痛めるケースもあるので、潅水後の鉢の設置場所は直射日光を避けた、 風通しの良く、地熱等の影響が及ばない所に置くようにして下さい。

ただ、季節だったり、直射日光を嫌う種も多いので、全てに当てはまる対処ではありませんが、外気にさらすこ とによって、鉢の余分な湿気を飛ばしてくれたり、鉢内に新鮮な空気を取り込めたりするので、これを習慣にす ると効果は意外にあります。

で、肝心な潅水のタイミングの判断なんですが、言い換えると乾の状態を判断することですが、あくまでも範囲 のお話なんで決して保水ゼロまでとか厳密なお話ではありません。

よく園芸サイトで見る説明で『鉢土が乾いたら、たっぷり‥』とありますが、正直僕は未だにこの見た目の判断 には自信が持てません。
株の状態、鉢の形状、室内か屋外、はたまた気分で条件が変わります。

なので、僕の場合はセロームも含めて、その鉢を持った重さで判断するようにしています。見て判断するより も、持った重さで覚える方が基準が出来ていくので、ずっと簡単だと思います。

感覚的なことなので、最初は難しいかもしれませんが、上で紹介した潅水方法を週に一回行ったとして、三週も すれば何かつかめると思います。

で、持った時の重さと植物の状態を見比べてみて、明らかにしなっとしていれば潅水の期間を早め、特に問題が 無さそうならそのままでという判断でいくと、根腐れのようなトラブルからは解放されると思います。





■施肥











字の如く、肥(肥料)を施すってことで、植物も動物と一緒で、生長していくには色んな栄養が必要なので、定期 的に補給をする必要があります。

どちらかと言うと、観葉植物よりも花や作物系の植物には絶対に不可欠な作業で、作物や花の出来に大きく関係 します。

もちろん観葉植物にも有効で、生長や葉姿に大きく関係します。サトイモ科だと、モンステラを調子付かせる と、葉のサイズアップしていく速度が加速されて、葉が開くたびに怖い思いをしますので覚悟が必要です。

で、肥料も与え続ければ調子が良いのかというと、これも潅水と同じで必要以上に与えると毒になるので、根が 傷んでしまっては元も子もないので、時期と用量には注意して下さい。

肥料と言っても種類は様々ですが、大きく分けて有機質肥料と無機質肥料とに分かれます。有機質肥料とは天然 物で、動物や虫の糞や死骸や他にも色々あります。要は固形なので、そのままでは植物は要素を吸収することが 出来ませんので、微生物に分解させてから吸収というように、効果が出るには時間がかかります。
あと臭いがするモノが多いので、室内での使用は不向きな場合が多いです。

無機質肥料は化学肥料とも呼ばれ、各種の植物の生長に必要な要素がブレンドされており、微生物の分解を経ず に吸収出来るので、効果は比較的に早いです。
ただ、養分そのものなので、上で言う必要以上に与える状態(肥料過多)になり易いことと、土の養分のバランス を崩し易くなるのも事実です。
臭いはほとんど無いので室内でも安心して使用出来ます。

僕の場合、シーズン中のセロームには液体の化学肥料を使っています。
シーズン中は外飼いで、一日で大量の水を呑むわけですが、水の通りが速いと養分の回りも速いような気がし て、900倍程度で回します。

肥料の説明書きには500倍推奨ですが、これは定期的に与える時の希釈なので、さすがに毎日だときついと思いま す。

植物を構成する必須元素は16種類知られています。各元素の詳しい説明はここでは省略しますが、その必須元素 のうちで窒素、リン酸、カリウムは肥料の三大要素と呼ばれ、植物の生長に大きく関係しています。
例えるなら、主食にあたるものだと思うので吸収量が多く、鉢土だと不足気味になります。

他に三大要素の他に、カルシウム、マグネシウムといった中量要素に鉄、マンガンなどの微量要素があります。
これは主食までではなく、おやつだったり、サプリメントみたいなところでしょうかね。

そういった要素をバランスよく配合しているのが化学肥料で、各園芸メーカーさんからたくさんの種類の肥料が あります。

肥料も専用の肥料があり、観葉植物なら葉がメインなので窒素の量が多めだったり、花・果実系だと花付きをよ くするためにリン酸が多めだったりと、それぞれの配合が変わってきます。
収穫系や肥料の効果に興味がある方は別ですが、特に何々用の肥料で揃える必要はなく、基本肥料で充分だと思 います。

また肥料を手にする機会があれば、ラベルをご覧になって頂きたいのですが、ラベルには大抵、6−10−5と か大きく数字が書いていると思います。これは三大要素の配合比率なんで、野菜なら野菜用、花なら花用とあっ て、成分を見比べてみたりすると比率が違うので面白いですよ。

■窒素(N)葉肥
窒素はタンパク質を作る構成元素で葉や茎の生育に大きく関わっています。

■リン酸(P)実肥
リン酸は遺伝子を含めて細胞を形成するために重要です。
開花や結実に大きく関わっています。

■カリウム(K)根肥
根や茎葉を強くし、耐病性を高めてくれます。




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