[Redoing]

■埋め戻し(切り戻し)














現状のサイズより上を狙うために一度トップ近辺まで埋め直し、埋めた茎部を地下茎化させて育て直すこと を言います。切り戻しは主にモンステラやマドカズラのタイプですが、トップ部、茎部、根部と各パーツに 切断して各株を育て直すことを言います。正しくはトップだけが切り戻しで残りのパーツは株分けってこと になるんですかね?

僕の場合は埋め戻しは気合の入れ直しです。海外のサイトで育ちまくったセロームをチェックしていて思っ たことは、直立性の植物だと言っても、ある領域まで育つと直立で育ち続けるのは難しそうな感じがしま す。根上りのスタイルもそういつまでも維持は出来ないものだと思っています。と言っても地上からトップ までが2b前後のクラスのセロームの話なので栽培クレージー?以外の方は気にしないで下さい。実際そん な来年や再来年にそこまで生長するスピードの植物ではないのは皆さんご承知だとは思います。

それでも今の幹部の太さを基準に生長されても満足は出来ないという時に、一からやり直すつもりでの埋め 直しは必要だと思います。ただ鉢の深さとの兼ね合いもあり、深く埋められない場合もあると思いますが、 埋まる深さで生長の差が大きく変わるとも思えませんから、深刻にならないで下さい。ある程度の栽培の理 屈が解って最初からやり直したいという方はサイズによって割る数も変わりますが、幹部をカットして仲間 を増やしてみてはいかがでしょうか。

セロームを割った画像を未だ撮っていないので代わりにモンステラを割った時の画像で説明すると、先ず葉 を付け根近辺で落として一節ごとにカットしていきます。一節とは葉の付け根から次の葉の付け根までが一 節で、各節には気根が1〜2本とデッパリというか茎の表面が凸状の箇所が一つずつ存在するのですが、そ の凸部が新芽になるので、凸部より10_ほど上から全長50_くらいで整えます。
※右上の角状の画像を参照

次に断面部を乾燥させるのですが、乾かないうちに土に埋めると雑菌が入り腐ってしまう可能性が高くなる ので必ず乾燥させて下さい。乾燥した後に苗用のポットに植えるのですが、僕は生えていた状態と同じで縦 に軽く埋めてやります。後は風通しの良い薄暗い環境で霧吹きで軽く保湿させながら3〜4週間管理してあ げると芽が出てきます。
※右下の画像はマドカズラの株分け作業です

各パーツに切り分けた部位の特徴としてはトップ部は勿論、今迄のコンディションが反映してくる部分なの で、それを人間様の都合で突然容赦無くチョキーンなわけですから、その勢いに戻れるまでには相当な時間 を凹みまくります。そいうことからも植物にとって根はとても大事なモノだと解ります。

茎部はある意味では失うものは何も無いので質素に慎ましく一から順にやり直していくので、ある意味では 安定株です。

根はもぅ無敵です。そんな上の事情なんて知ったこっちゃないのでドンドコと養分を新芽一点に向けて一気 に噴出します、本と見てたら火山です。

というように切り分けた場合、葉が残っている部位が一番ダメージを受けることになると思うので、少しで も早く根の再生が出来るように切り分ける時には各節には気根を必ず含めて切り分けるようにします。

当然なことですが、これは最低気温が25℃くらいの暖かい時季の話ですので、間違っても冬とかにするの は無しの話で。















■クッカバラの場合(冬)









その辺にあった粗悪な腐葉土を使用してしまい、思いっきり失敗してしまったクッカラなんですがモンステ ラよりはセロームに似てるよな気はするので仕切り直しってことで検体して貰いました。皆さんは決して腐 葉土のみで栽培したり、用土を常に湿らせ続けるのは止めましょう。

しかし凄いのはクッカバラ。煙草の箱でサイズは理解できると思いますが、このサイズで根が痛みまくって いる状態ではたして再生すのだろうかと疑いながら各株に根を振り分けつつ分断。そして適当にセットして レカトンを投入。春になれば別々に植え分けするのでネットで主要な根同士がお互いに絡みにくいように仕 切ったりしてます。

あとは薄暗い場所で暖かい温度をキープしてやるわけですが、仕事場は夜からなので昼の気温は10度ほど なのですが、仕事場のおしぼりウォーマーの上が30度手前でちょうど良い感じだったのでウォーマーの上 に置いて二週間ほど様子を見たところ、両株とも新芽の成長が確認出来たので一応は成功。あんなデタラメ な根の状態でセットして成長するには正直びっくりです。よっぽどタンク部で暖められた水の温度の緩々加 減が良かったんでしょうね。春には用土栽培に戻すので鉢上げ時に鉢内の景色がどんなことになっているか にびびっていたりします。

余談ですが、用土栽培では必ず虫との絡みの問題が出てきますが、室内での栽培でそういったことが苦手な 方はハイドロ・カルチャーでの栽培をお勧めします。ハイドロ・カルチャーでの栽培はレカトンといって、 粘土を高温で焼いたものを使用してます。レカトンは根のつなぎの用途が主なので養分などは一切含まれて おらず、定期的に液肥で養分を補充する必要があります。要は虫との縁がまれになる?衛生的な代物でござ います。

















育ち方戻る    次へやり直し
Topへ


お客様の約7割が、保険に入りすぎでした。
【家計の見直し相談センター】


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送