[Soil]

■土








土は根に水分や養分を与える大事な器と申しましょうか。

植物を健康に維持するには、根のコンディションをいかに良い状態で保つかということでは、土は非常に重要な役割を持って います。

植物からすればどんな土が適しているのかと言えば、適度な空気と水分を持ち、根の発達に適した粒子の大きさと固さになる と思います。
これを固相・気相・液相と言って、それを総じて三相と言います。

三相とは固相(土)、気相(空気)、液相(水)の三つの条件のことで、土壌学という立派な学問の中で使われています。例 えがあってるのか疑問ですが、軽く想像して頂きたいのですが、例えばお好み焼きの生地を作るとして、粉を丁寧に溶かない とだまが出来たり水加減が悪いと生地が固かったり、ゆるかったりと各材料をバランスよく混ぜ合わさす必要があります。
良い土も同じと思うのですが、粒の整った土に水と空気が均等に混ざり合ってなんぼのものだと思います。

一般的な植物の三相の理想な条件は、土4:水3:空気3の割合だと園芸の偉い人は言っています。これに単品用土といっ て、土壌の水の通りを調整し、それぞれの植物に適した土に加工します。

僕の場合は、花と野菜の土4、バーミキュライト1、赤玉土5くらいの配合です。
通常は、腐葉土と赤玉土の組み合わせになるのですが、流通している腐葉土で発酵が未成熟なものをちょくちょく目にするの であまり使用したくありませんので、肥料調整の効いた花と野菜の土を使用します。花と野菜の土と言っても、多少有機肥料 が入っているだけで、腐葉土とあまり内容は変わらないと思います。

用土を選ぶ時は、混入されている木屑などの原形が留まっている物は避け、なるだけ同じ粒子で整っている物を選ぶようにし て下さい。
赤玉、花と野菜の土を各20gずつ買っても¥500くらいですが、量を持て余すという方は専用の土を購入して下さい。
■土の健康


栽培されているセロームの鉢土の様子を見て頂きたいのですが、適当な棒でも何でもいいので根を傷めない程度で表面の土を なぞってみて下さい。
力をかけずに棒が挿せたり、溝が掘れるような状態なら、特に大きな問題はありませんが、不自然に固かったりする場合、鉢 土に軽く水をかけてみて水が染み込まずに鉢土の表面を滑るような感じだったら完全にアウトなので、早めに交換して下さ い。

土の粒子は砂や粘土などの無機物と、腐植や生物などの有機物から出来ています。
土内には様々な微生物が生息していて、その微生物の活動によって酸化等のバランスを抑制しています。

園芸では、定期的に施肥することが必要になりますが、それが微生物と養分のバランスを崩します。バランスが崩れると、微 生物は正しく土を分解出来なくなって土を酸化させます。そうなると、鉢土内のアルミが溶け出し、肥料に含まれるリンと科 学反応を起し固まってしまいます。

予防には石灰やらクンタンなどで酸化を調整する方法もあるそうですが、これも身につくまで大変そうなので、やはり症状が 出れば交換する方が良いと思います。


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